数年前に塗装をしましたが、屋根雪が歩道に滑り落ちるのですごく困っていました。
よく見ると、クラックの入ったものも何枚かあります。
既存の雪止め金具を切断し棟板金を撤去したら、防水紙(ゴムアスルーフィング)を敷いていきます。
ゴムアスルーフィングを全て敷き終わり、屋根材をあげたところです。
新たな屋根材を軒先の方から順番に貼っていきます。樋の掛け替えは必要ありません。
この屋根材は表面にビスが見えなくなる『嵌合式タイプ』の『スカイメタルルーフ スレート』です。
棟の下地材は人工樹脂製を使用し、腐食による傷みを防ぎます。
棟の板金を取付けたら完了です。
ビスが見えない嵌合式なのでスッキリとした仕上がりになります。 スカイメタルルーフ スレート(オリーブ)
雪止めを付けなくても屋根材表面のザラザラが全体的に落雪を防ぎます。
落雪で困っていたので良い方法はないかと相談したのがキッカケでした。
すぐに見に来てくれましたが、元々雪止め金具が付いており、数年前にコロニアル屋根に『塗装したこと』が落雪の原因になっていると聞かされました。
塗装してからそんなに大きな雪も降らずに気づきませんでしたが、言われてみれば確かに塗装によって表面が滑りやすくなったことで落雪が起きる・・・その通りだと思いました。
そして、今の状態でしっかりと雪を止めようと思えば足場も組まなければならず、それなりに予算もかかるという事、予算をかけて雪止めを強化しても数年後にはまたコロニアル表面が劣化してくる事、また、何度も塗装は出来ない事、現状でも何枚もヒビがある事等を詳しく丁寧に説明してくれました。
それらを全て解決するのが『石付き板金でのカバー工法』だと教えてもらい、悩みましたが同じお金をかけるなら、今回で最後にしたかったので思い切ってお願いしました。
内灘町の補助金も提案してもらえたのでその点も助かりました。
すぐ下の道路に雪がドドドっと落ちてきて危ないので雪を止めてほしいとの相談をいただき、屋根を見せてもらったのが最初でした。
見ると、過去に塗装した形跡があり、それが原因だという事はすぐに分かりましたが、雪止めのみの提案は良くないと思いました。
今後しっかりと雪を止めようと思ったら軒先の『ゆきもちくん』以外に屋根途中に雪止め金具を増設してあげなければならず、そのためには足場も必要ですし結構なお金がかかってしまう事、すでに何枚かヒビ割れしているものが何枚もあり、今後ますます劣化が進むことが予想される事、が理由です。
コロニアルの色が落ちてきたから塗装をするというのは、たしかにその時の見た目は良くなりますが、引き換えに抱えるリスクも小さくはありません。
何度も塗装できると思っている方も多いのですが、実際は何度もできません。
塗装する事で落雪被害の可能性が大きくなり、さらには屋根板への結露を促進させてしまいます。
正直雪国ではあまり適さない屋根材と言えるかもしれませんが、リフォームをお考えなら『カバー工法』がおすすめです。
ちょうど良いタイミングで内灘町の『元気内灘住宅リフォーム助成金』が使えたのも良かったです。