数年前に下屋を葺き替えしましたが、今回は本屋です。
年数が経っているのでやはり傷んではいます。
棟瓦、平地の瓦と順にまくり、古い瓦桟を撤去します。
屋根を掃除したら補強用のベニヤを貼ります。
新たに防水紙を貼り瓦桟を取り付けます。
強風の影響を受けやすい屋根の端部はステンレスビスを打ち、めくれないようにします。
棟には『強力棟金具』を使用しました。
芯木には経年でも腐食しにくい人工樹脂製の下地材を使いました。
敷地があるので雪止めを付けませんでした。 小松瓦(黒)
鬼瓦は、三つ組み合わせて一つの鬼瓦になる『三ツ切り鬼瓦』です。
何年か前にご縁があってアミザワルーフさんに下屋の葺き替えをお願いしました。
その時も本当に親身になって相談に乗ってもらって、次に本屋の工事をする時がきたらまたアミザワさんにしてもらおうと決めていました。
今回もとても丁寧な仕事をしてもらい、職人さんは若い人もベテランの人もみんな優しくて、安心してお任せする事が出来ました。
M様は数年前に下屋を葺き替えさせていただいたお客様です。
今回、本屋を葺き替えしたいとの事でお問い合わせをいただきました。
同じお客様から何度もリピートでお仕事をいただけるのは本当に嬉しい限りです。
以前の工事の時にもご説明させていただきましたが、昔の49判と呼ばれる銅線縛りの瓦では年数が経ってくると、大雪になった時に(銅線が切れ)一気に傷みが進む傾向があり、そうなる前に最近の引っ掛け釘打ちの瓦に替えておくのは被害を未然に防ぐ意味からも大切なことかもしれません。
ただ、もちろん修理で済むケースも多々ありますので屋根の状態を見て、どういう工事がお客様にとって最適なのか、ご提案させていただきます。