施工前全景。厄介な事に太陽光パネルが載っています。
アーバニー(屋根材)が沢山割れてしまっています。
今回は防水紙に粘着タイプを使用しました。太陽光パネル下は貼りません。
雨仕舞には十分に注意を払い、Tルーフを葺き進めていきます。
パネル下には「スーパーリング」を取付ける為のステンレス線を出しておきます。
Tルーフ本体をパネル下まで葺きます。
太陽光パネルは一旦外して足場にあずけます。
棟板金の下地は腐食しにくい樹脂製のものを使います。
パネル下は洗浄して、塗装を施しました。落雪防止「スーパーリング140」を付けました。
きれいに納まりました。LIXIL T・ルーフ ヴェルウッド(ブラウン)
何年か前に塗装をかけて、屋根のリフォームは完了したと思っていたのですが、少し前くらいから屋根材の一部がカケてポロポロと落ちてくるようになりました。
心配になってSホームさんに相談すると、屋根材(アーバニー)が割れてきているので、このまま放っておくと危ないばかりか、雨漏りも起きてくるかも知れないと言われました。
また、それが簡単に修理できない事や、別の箇所も次々に割れてくる可能性もあるとの事で、すすめられた「カバー工法」にしました。
太陽光パネルからの落雪も止めてほしいという希望も満たしてくれて、見た目の仕上がりにもとても満足しています。
アーバニーは、小板調のデザインで普通のコロニアルに比べて高級感を売りにしている屋根材です。
しかし、スリットが細かく入っているため、石川県のように雪が沢山降る地域には不向きです。雪の重みで割れるからです。
石付き板金をカバーすれば、割れや色落ちや落雪の心配もなくなります。
今回のM様宅は、太陽光パネルが載っているので、その周辺の納まりには特に注意を払いました。
ビフォー&アフター写真を比較しても、きれいに納まっているのがよく分かると思います。